演算子を使って数値を計算
JavaScriptでは算術演算子を使って数値を計算することができます。
算術演算子には、加算、減算、乗算、除算、剰余などがあり、基本的には小学校で習った算数や中学校で習った数学などと同じ規則になっています。ただし、乗算の演算子は「×」ではなく「*」となり、除算の演算子は「÷」ではなく「/」となります。
算術演算子
演算子 | 記号 | 意味 |
---|---|---|
加算 | + | 足し算を行う |
減算 | – | 引き算を行う |
乗算 | * | 掛け算を行う |
除算 | / | 割り算を行う |
剰余 | % | 割り算のあまりを求める |
インクリメント | ++ | 数値に1を足す |
デクリメント | –– | 数値から1を減らす |
基本的な計算方法
JavaScriptで数値を計算するには、通常の計算のように演算子を使って式を入力するだけです。また、算術演算子を使って3つ以上の数値を使った計算をすることもできます。
例えば、コンソールに計算結果を表示する場合は次のようコードとなります。
//加算1(結果:300)
console.log(100 + 200);
//減算(結果:300)
console.log(500 - 200);
//乗算(結果:300)
console.log(100 * 3);
//除算(結果:300)
console.log(900 / 3);
//剰余(結果:1)
console.log(10 / 3);
//3つ以上の数値の計算(結果:6)
console.log(3 + 5 - 2);
変数を使った計算
JavaScriptでは変数に代入した数値を使って計算することもできます。
//変数を使った計算の例1(結果:300)
let number1 = 100;
let number2 = 200;
let sum = number1 + number2;
console.log(sum);
//変数を使った計算の例2(結果:80)
let number3 = 30;
let number4 = 50;
console.log(number3 + number4);
インクリメントとデクリメント
インクリメント
インクリメント(increment)は日本語に訳すと「増加」や「増大」などといった意味になります。この言葉をJavaScriptなど、コンピュータープログラムの世界で使うときには「現在の数値に1を足す」ことを意味します。
インクリメントを行う場合は、数値の代入された変数の後ろに「+」を2つ付けます。
デクリメント
デクリメント(decrement)は日本語に訳すと「減少」といった意味になります。この言葉をJavaScriptなどのコンピュータープログラムの世界で使うときはインクリメントとは逆に「現在の数値から1を引く」ことを意味します。
デクリメントを行う場合は、数値の代入されたへんすの後ろに「-」を2つ付けます。
//インクリメントを行う(結果:101)
let number = 100;
number++;
console.log(number);
//デクリメントを行う(結果:99)
let number = 100;
number--;
console.log(number);