引用文を示す
HTML文書で引用文を示す場合には、「<blockquote> 〜 </blockquote>」または「<q> 〜 </q>」で囲います。
まとまった量のテキストを引用する場合
ほかのWebサイトや書籍などの文献から、ある程度まとまった量の文を引用するときには<blockquote>タグを使います。また、引用元がWebサイトの場合にはcite属性でURLも指定します。
<!-- 引用元がWebサイトの場合 -->
<blockquote cite="https://example.com/">
吾輩は猫である。名前はまだ無い。<br>
どこで生れたかとんと見当がつかぬ。
</blockquote>
<!-- 引用元がWebサイトではない場合 -->
<blockquote>
吾輩は猫である。名前はまだ無い。<br>
どこで生れたかとんと見当がつかぬ。
</blockquote>
cite属性に指定したURLは検索エンジンなどに知らせるためのもので、ブラウザには表示されません。
また、引用元の名前を示すには<cite>タグを使います。<blockquote>タグのcite属性のcite属性とスペルは同じですが、こちらは属性ではなく独立したタグとして使用します。
<cite>タグには、書籍ならば「本のタイトル」、歌詞ならば「曲のタイトル」、Webページならば「サイト名」や「記事のタイトル」を入力します。
<blockquote cite="引用元のURL">
吾輩は猫である。名前はまだ無い。<br>
どこで生れたかとんと見当がつかぬ。
</blockquote>
<cite>引用元のタイトルや作品名</cite>
短いテキストを文中で引用する場合
短いテキストを文中で引用するときには、<q>タグを使用します。<blockquote>タグで指定したテキストはブロック要素として表示されますが、<q>タグで指定したテキストはインライン要素として表示されるため文中に引用文を挿入することができます。また、<q>タグで指定したテキストは、htmlの言語を日本語に設定している場合にはカギ括弧(「 〜 」)で囲まれます。(※指定している言語によって囲む記号は変わります)
<p>文の途中に<cite><a href="https://example.com/">引用元</a></cite>から<q cite="https://example.com/">引用したテキスト</q>を入れます</p>
引用文に<q>タグを使った場合にもcite属性で引用元のURLを示したり、<cite>タグを使って引用元のタイトルを示すことができます。